電脳芭奈々倶楽部

621. ジークフリートの冒険〜指環をとりもどせ! 2005. 7. 31.

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一泊二日で、高校時代の友人の結婚式のため、 盛岡に行ってきた。安比高原のホテルで二次会やって、 そのまま泊まったはいいんだけれど、 シングルじゃなくて、 Yというクラブの同級生とツインで、 そいつは喫煙者で、まあ、それも我慢できるのだけれど、 電気を消してわずか3分で寝入ってしまったYの、 巨大な鼾には参った。
でかいうえに、止まっては始まり始まっては止まりの断続的、 これを聞かされて眠れるほうがおかしい。

鼾拷問のせいで、朝まで眠れず。

それにしても、Yの奥さんとか、よく我慢できてるな、というか、 人間は慣れる動物なのだろうか。 世の中、夫婦喧嘩のあと、 高鼾で寝ているだんなの寝首を掻いてしまった奥様とか, 沢山いそうなのだが、っつうか、ありすぎてニュースにもならんのだろうか、
Yの顔に、濡れ紙を張りつけたい衝動に何度かられたことか。

帰りの新幹線の中で爆睡。またひとつ、窯変リングを観る。

新国立劇場こどものためのオペラ劇場
ジークフリートの冒険〜指環をとりもどせ!
リヒャルト・ワーグナー音楽、三澤洋史編曲・指揮、 マティアス・フォン・シュテークマン台本・演出
高橋知子(ブリュンヒルデ)、秋谷直之(ジークフリート)、 米谷毅彦(ヴォータン)、直野容子(小鳥)、峰茂樹(ファフナー)、他
新国立劇場こどもオペラアンサンブル(東フィルメンバー)
(新国立劇場中劇場)
これは、親子のための公演なのだが、今年は券が余ったらしく、 わしみたいなおっさん一人でもチケットを売ってくれた。
ざっと、リングの筋と音楽を適当につぎはぎして、1時間強の劇に仕立てたもの。 ノートゥングを折ってしまって、罰に眠りにつかされたブリュンヒルデ。 ジークフリートは、求婚の贈り物として、ファフナーのリングを奪う。 ブリュンヒルデは目覚め、ジークフリートはリングをラインの乙女に返し、 一同愛を称えて幕。

以前観た、びわ湖オペラの「魔笛」のダイジェストに較べれば、 まあ、マシ。もっとも、親子連れの中、おっさん一人で 肩身の狭い思いをしながら観るほどの価値があったかどうかは、?、だけど。

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