さて、ユダのディープキスで裏切られて逮捕されたイエスは、
ローマ総督のピラトに送られる。でも、
ピラトはイエスを無実と思ったが、取り敢えず、例のヘロデの所に送る。
で、このヘロデおやじ、もう権力も何もないのだが、
映画では、上半身裸で、デブで、美女を侍らせて、俗物で、
いいとこなしなのだが、わしは憎めないなあ....
このヘロデ王の歌は、
悲劇ジーザス・クライスト・スーパースターの中で、
狂言みたいな役割を果たす、ユーモラスな曲。
そう、あなたがイエス・キリスト、 あなたが偉大なイエス・キリストですかで、ヘロデに散々嘲笑されて、イエスは再びピラトの元へ。
あなたが神であることを見せてくださいよ
わしの水をワインに替えて見せてよ。
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どうした、えらく時間が掛かるじゃないか、 ユダヤの王よ？
あんたに会う度にわけわからんくなる夏休みの宿題に追われる、始業式前夜の小学生を怒る親の台詞だな。
なんで、自分の手にあまるような事態にしてしまったんだ
ちゃんと計画を立ててたら、もっとましだったはずだ
もし、現代に光臨してたら、世界中に教えを広められてたのにお前、ドサクサに紛れて随分なこと訊いとらんか？
紀元４年のイスラエルじゃ、マスコミもないぜ
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天国の友達とどうやってるか教えてくれ
仏陀はあんたと同格なのかい？
マホメットはほんとに山を動かしたのか？
それとも、ありゃ、ただのＰＲか？
この映画は、登場人物がジーンズ穿いてたり、
でもイエスはイエスみたいな服だったり、
突如、戦車や戦闘機が現れたり、
イエスの時代と現代を自由自在に行き来する。
ロックオペラと銘打ってあるだけあって、
リズミカルでパンチの効いた音楽で、聖書を現代に引っ張りだす。
現代英語っつう、この、余韻や味のない言語(?)がハマッテますな。
ゲッセマネの祈りだって
I'd have to see my loardこの直截な表現、ドイツ語とか、 文語の日本語ではなかなか真似できませんがな。 とは言え、ジーザス・クライストは世界的なスーパースター、 劇団四季も日本語でやってるし、 うわさでは、ロシア語の録音もあるらしい。 さすがやね。
If I die, what will be my reward?
― ジーザス・クライスト・ス―パースターは終わり、 だが、ウェッバーシリーズは その120に 続く ―