電脳芭奈々倶楽部

359. ほんまもんのテーマ 2002. 1. 24.

筑波国際音楽祭は今一だった。印象に残る演奏がない。 だがたった一つだけ、演奏というより、印象に残った曲があった。 ほんまもんのテーマ(君を信じて) である。
演奏した千住真理子氏は、バイオリニストというよりは、 「バイオリンが上手なタレント」程度だったが、 ともかく、兄の千住明氏作曲のNHK朝の連ドラの主題曲は、 親しみやすい曲である。曲が似ているとか似てないとかじゃないが、 たとえば、エルガーの「愛の挨拶」ぐらいの名曲ではないだろうか。
で、毎朝、8時15分にタイマーをセットして、このテーマ曲で目覚めて(?)、 そのまま夢うつつテーマ曲を聴いていたのだが、しばらくして変なことに気が付いた。 日によって、バージョンが違うのである。

違う部分はたった一つ。最後のメロディーを繰り返すか繰り返さないか。

始めのうちは、「記憶違いかな」ぐらいに思っていたのだが (最近ボケが激しいし)、次第に確信に変わった。絶対に二つバージョンがある。 そいで、長いバージョンは月曜だけらしいのである。

で、何日かビデオに取って確認してみました。予想通りでした。

(1) テーマ曲には、長いバージョンと短いバージョンがある。両者の差は10秒以下。 最後の部分以外は、違いは認められない。
(2) 長いバージョンは月曜だけである(実はこれは、まだ統計的に有意ではないのだが)。

さらにわかったこと、

(3) 長いバージョンのときは、短いバージョンのときには表示されない   制作、美術、演出などの担当者名がテロップが流れる。

これだけだったら、テロップを流すのをちと急ぎ気味にすればいいのでないだろうか。 目の不自由な人のための解説が副音声で流れているが、これは早目に終わってしまうから、 特に長くする必要はなさそう。

とはいふものの、二つのバージョン、それぞれに味があることも確か。
メロディの繰り返しがない短いバージョンは、気分的にすぐドラマに移行できるし、 一方、長いバージョンは曲として完成している。ご興味のおありの向きは、 今度注意して聞いてみては如何。

(連ドラマニアの間では、周知の事実だったりして......そうだったら、すんません。 笑ってやってください)。

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