横浜オペラ未来プロジェクト2008裕福な商人の家の姉妹。妹は使用人と、こっそり秘密の結婚をしている。 姉はとある伯爵と縁談が決まったが、伯爵は妹に一目ぼれ。それに、叔母さんまで加わり、 しっちゃかめっちゃかになるが、最後は、父は秘密の結婚を認め、伯爵と姉と結婚することに。
チマローザ：秘密の結婚
サルヴァトーレ・サルヴァッジョ（ジェロニモ）、 渡海千津子(エリゼッタ), 田島千愛(カロニーナ), 野本真希恵(フィダールマ), 清水宏樹(ロビンソン伯爵), 渡邉公威(パオリーノ)
村中大祐/横浜OMPオーケストラ
演出：ミヒャエル・ハンペ
(みなとみらい)
モーツァルトのコジとちょっとだけ類似。それにしても、この作品にしろ、 ハイドンの月の世界にしろ、この時代の喜劇オペラは、音楽といい作りといい、 モーツァルトのダ・ポンテ三部作と区別がつかん。なんつうか、 作曲家の個性がなかった時代のんだなあ。では、なぜ、 モーツァルトばかり今でももてる。うーーーん、なんとも。
この日の演出は、商人の家の広間が舞台にしつらえて、ずっとそのまま。 演技や照明やロウソクと鞭（嘘）がうまく使ってあって、 愉快な劇でした。
ま、ありがちだけど、いろんな意味で。